ブリーダーの話
たった今(20:37)のメルちゃんです。
ココはソファーの下でして、写ってませんが右側に私が座っています。
同じ頃、ソファーの上では、いとちゃんとこむぎ先輩が爆睡
このピンクの布団がね~
父ちゃんがソファーで寝転んだ時に掛けたり、私の膝掛け代わりに使ったりで、いつもソファーの上に置いてあるんですけど、ご覧の通り、ぼろっぼろ。
ひっちゃぶいて綿を出した犯人は こむぎです。
今朝父ちゃんに「もう捨てるよ」と言ってみたんですが、
「愛着があるから捨てなくていい」と・・・
なんの愛着?意味不明ですが、そこまで言うならと、
出した綿をせっせと詰め込んでおきました。
破れ箇所は何カ所もあり派手に裂けてるので縫うのは諦めました。
またすぐに綿が出てくることでしょう。
おっと、メルちゃんが起きました。
いとちゃんも目を覚ましましたが、ボケボケ顔。
いとちゃんは今日の昼間に私がちょっとトリミングしてみました。
目の周りとかアゴの辺りにハサミを入れてみたんですけどどうでしょう?
たいして切ってないので大きな失敗はしてないと思います。
メルちゃんの居たブリーダーから聞いた話の続きです。
法改正で厳しくなって、犬のお産は一頭につき5回まで、更に6歳以下の犬の限る、ということになったそうです。
5回ってのも十分多すぎると思うけど・・・
ちなみにメルちゃんはどうやら先月のお産が5回目だったようです。だから放したんだね。
4歳になったばかりで5回とは・・・
早いと生後8ヶ月から初めてのお産をさせるとも言ってました。
生まれて初めてのヒートから産ませるらしい。
で、毎年はおろか、年に2回とか。
過酷です。
種犬となるオスは、(メスの交配を)一巡したらもう使わない。血が濃くなるから。
だからオスは2~3歳でも出したりする。
多数生まれた時は、一頭は繁殖に使うために売らずに残す。
その際残す犬は、その時生まれた中で一番『良い子』。
『良い』の基準は、色、体格、ブラタンだったらタンの出方、アイラインの有無等、主に見た目重視みたいですね。
メルちゃんはココで生まれた子なので『良い子』だったわけなんでしょうか?
こんな裏事情を案外ペラペラとしゃべってくれました。
なんだかな~という話ばかりでしたけど、言い争うことは得策ではないので、
ふんふんと聞くだけにしました。
10年以上前のことですが、茨城にある超悪徳と言って差し支えないブリーダーの所へレスキューに行ったことがあります。
居たのはMダックスとチワワだったかな。
元は鶏舎だったという細長い建物の中に、糞尿にまみれるだけまみれて犬たちは居ました。
Mダックスはトリミング犬種というわけでもないのに、排泄物で耳までガチガチに固まり、全身バリカンでいったん丸刈りにせざるを得ない状態でした。
ソフトボール大の大きな腫瘍を抱えたチワワも居ましたっけ。
総勢10名以上で行って、できる限りの犬を引き取って帰りました。
私は一度しか行ってないけど、その後も何度か複数の保護団体が入ったように聞いています。
やはりというべきか、ブリーダーは高齢の夫婦でした。
若ければいいってわけじゃないけど、高齢だとできなくなることってありますよね。
そのなれの果てです。
メルちゃんのブリーダーは、自分たちの年齢のことは一応理解しているようで、
「もうこの歳だから犬種も減らしたんだよ」と言ってました。
以前はシーズーとかもやってたそうだけど、今は居ないとのこと。
その頃の超高齢でもいいのでシーズー残ってませんか?何歳でもいいので居たら引き取りたい、と言ってみたけど、一頭も居ないそうです。
「どこかで高齢のシーズーが居たら是非教えて下さい。私ハイシニアが好きなもんで。」
と食い下がって言ってみたら、
「そんな高齢の犬なんてやめといたほうがいいよ。どうせ病気だから。」と言われました。
「病気だったら病院で診てもらうから」と私が言った頃にはもう聞いてない風でした。
以上、先日私がブリーダーから聞いた話ですが、実際の法規制と違う所があるかもしれませんのでご容赦ください。特に調べてはいないので。
イラッとくる話や切ない話が多かったけど、このブリーダーは廃業するときはそれなりにきちんと始末をつけそうな気がしました。
これからもときどき顔を出して、様子を伺っていこうと思います。