個人保護 ぽっかぽかお宿                       ~保護犬から家庭犬への道程(みちのり)~

個人保護したワンコの新しい家族を見つけるために、我が家での様子をお伝えする里親募集ブログです。里親応募もこのブログのコメント欄からお受けします。まずはコメント欄よりご連絡ください。

*基本の譲渡条件*

①首都圏のペット可住宅にお住まいであること(集合住宅の場合は規約等をご提示いただきます)
②ご家族全員が賛成であること
③完全室内飼育
④応募アンケートに快く回答いただける方
⑤お見合いに当方(埼玉県)まで来てくださる方
⑥お届けに同意くださる方(犬の引き渡しは里親様宅にて行います)
⑦医療費一部ご負担金として、一律40000円+諸経費3000円、またお届けにかかる交通費実費をご負担いただける方
⑧誓約書にサインをしてくださる方
⑨トライアル中には必ず近況報告をくださること
⑩先住犬がいる場合は不妊手術をしてあること
⑪未成年者からの応募はお断りします

上記以外に、犬の特性等により個別の条件が付加される場合があります

保健所の環境のこと

メルちゃんは父ちゃんの胸の上で寝る久々のワンコさん。
久々というか、こんな子、滅多に居ないのであります。
父ちゃんが大好きなのか?
父ちゃん帰宅時と出勤時に結構吠えます。私にはほぼ吠えません。
この差はナニ?



父ちゃんと『お尻合い』



話は変わります。


私は10年以上前から、保護団体の一員としてときどき埼玉県の保健所に収容犬を引き取りに行っていました。
埼玉県には保健所が16カ所程あります。それ以外に、さいたま市の『さいたま市動物愛護ふれあいセンター』と県の施設である『埼玉県動物指導センター』があり、保健所が動物以外の業務(人間相手のさまざまな業務)が主であるのに対し、この2カ所はその名の通り、動物関連の業務を専任しています。


『埼玉県動物指導センター』(以下、指導センター)は埼玉県の保健所の(動物関連業務の)統括的な場所であり、各保健所で収容期限の切れた動物は、基本的には指導センターに移送されて譲渡あるいは殺処分されます。(さいたま市、川越市、川口市、越谷市は一応独立していて県の支配下ではないようですが、さいたま市以外は殺処分を指導センターに委任しているようです)
ですから、指導センタ-に引き取りに行くことが圧倒的に多かったわけですが、
最近はわかりませんが、私がやっていた当時は、指導センターに移送する前に保健所から直接犬を渡してもらえるケースもありました。
一日も早く保護したい状態の悪い犬などは、特にお願いしてそうしてもらっていましたね。


数カ所の保健所に犬の引き取りに行った際に、保護されている犬舎を見たことがあるのですが、市民(人間)が出入りする庁舎の裏の駐車場の片隅に、ひっそりと小さな小屋(知る限りでは、コンクリートやブロックなんかで作られてることが多いような)の中に犬たちは居ました。
広さはわりと十分でしたが、冷暖房設備は整っていない所が多かったと思います。
床はコンクリートのことが多く、掃除はホースで水を流して排泄物を流していたりで、冬はとても寒いだろうと思われました。


保健所によっては、毛布や風呂マットみたいなクッション性のあるシートを敷いてあげてある場合もありました。
これは担当職員さんの配慮次第だったようです。


ちなみに、指導センターやさいたま市動物愛護ふれあいセンターは、とても清潔な良い環境で動物を収容しています。


当時は今よりずっとずっと収容犬が多く、ダックスなんかは常にどこかの保健所に居るような状態でした。
しかし5~6年前くらいから収容犬がめっきり減り、現在はゼロの保健所がほとんどです。
もうほんとポツポツしか居ない、といった感じ。
それ自体は喜ばしいことだとは思うのですが、何故なんでしょうねえ?
捨てられる犬が減ったから?昔より捨てにくくなったから?
うーーん、不良飼い主に飼われているくらいなら、むしろ捨ててもらった方が未来が開ける場合もあったりする。
表面だけを見ていると、本質を見誤る可能性もあると感じます。


先ほど、埼玉県の収容情報を見ていたら、加須保健所に雑種の犬が収容されていました。
なんかね、めっちゃイイ顔で写ってる写真で、胸が痛みました。
犬舎内で撮られたと思われるその写真に、敷物が敷かれているのに気づきました。
ここの職員さんは温かい心があるのかな~と思えました。
単なる迷子犬で、飼い主さんが探していることを願います。
もし期限が切れてしまったら、保護団体に引き取られるといいのだけど、この犬がどうなったかについては無関係の私には知ることができません。
そんなに心配ならば私が引き取り依頼をすればよいのでしょうけれど、私にはその力がありません。
我が家の住宅事情、家族の理解、経済的余裕などを考えると、今の私に中型犬を飼う能力がありません。


この加須保健所の写真を見たら、保健所の環境について話したくなって今日の記事を書きました。
ここまで書いた事は、私が保健所に出入りしていた当時の状況に基づいたものです。
数年の時間が経過していて、動物愛護法が変わったりと最近は特に動物を取り巻く環境も変化しているので、現在は違うよってこともあるかもしれません。その辺はどうかご容赦ください。

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